2010年5月7日金曜日

中国国産携帯メーカー「K-Touch」のデジカメ


中国国産携帯メーカーで、タッチ入力形態を早期から自社開発・販売していたK-Touchこと「天語」が、二年くらい前からデジタルカメラをだしている。新品でもかなり安い。陶宝商場ではなんと350元(5000円ちょっと)である。もっとも、もっとブランド力のない会社だと、新品でも240元とか、ほとんどシャレみたいな金額で売られている。

で、K-Touchは、一応中国国内では名の通ったメーカーでもあり、そんなシャレみたいな値段よりちょっと高めに設定しているのだが、これが価格にふさわしくないくらい、かなりまともに機能するらしい。ちなみに先に断っておくが、手ブレ防止機能は、当然ない。

その350元のデジカメだが(2008年登場モデル)スペックを見ていくと、600万画素、2.4インチ液晶、広角(35mm)でF2.8、光学3倍ズーム(106mm、F4.9)、ISO800まで、といったようなものだ。まぁ、日本でいえば2005年くらいのコンデジのスペックだろうか。

で、どういうところで使われているのかというと、工事現場とか工場とかの、現場系で結構使われているという。タフな現場では、日本メーカーのタフさが売りのデジカメがいいかもしれないが、そのデジカメ1つで中国メーカーのものなら、ヘタをしたら10台かえてしまう。そのため、こういう現場では中国国産メーカーの独壇場のようだ。

そこそこうつるし、中国国産メーカーのデジカメは、単三電池駆動してくれる機種が非常に多いので、現場などでは余計に助かるのではないかと思う。記録用として割りきって使う分にはほぼほぼ問題はないだろう。以前みたときに、青の発色が鈍いのと、黒が潰れてしまいやすい傾向はあった。まぁ画像補正エンジンなどはほとんど積んでいないだろうし、そこまで綺麗な描写は期待できないとは思うが、一応3つくらい撮影モードがついていたように思う。

民生向けデジタル光学機器は、ほとんど日本製品が世界を大幅にリードしているといっても過言ではないだろうが、徐々に中国製も割り切った市場などで力をつけて、いずれ日本企業が抑えている市場に食い込んでくるのかもしれない。

0 件のコメント:

コメントを投稿