見まごうことがないファミコンそのままだが、これは中国の20代〜30歳前後の人なら知らない人はいないといわれるほど国民的ゲーム機となっている「小覇王」というゲーム機。ファミコンと何が違うか、というと、全く同じ。というか、思いっきりパチっているもので、このゲーム機を買うと、もれなく70個くらいのゲームが同梱されたカードリッジがついてくるので、この一台だけでそうとう遊べてしまうと言うもの。なかにはスーパーマリオやテトリスはもちろん、マッピーやらエキサイトバイクやら、なんだか懐かしくて涙がでてくるようなゲームがギシギシに詰まっている。
ただ、いまではもうWiiやPS3、XBox、PSP、DSなどのゲーム機が氾濫しており、めったにこのゲーム機を見かけることはなくなった。私が北京に来たばかりの頃、結構まだこれを扱っているお店がおおくて、そこら辺で簡単に手にはいるような状態だったんだが、最近ではすっかり影をひそめて、ネットショップでしか扱わないような状態になってしまった。
ただ、思いっきりパチモノなので、買うのは控えられた方がいいとは思うが、中国のひとつの歴史が終わったことを、実感してしまう商品だ。
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