2012年4月10日火曜日

線路際に並ぶ家

鉄道大国の中国は、非常に多くの路線を運行しているが、中でも貨物専用の引き込み線などが非常に多くあるのは、鉄道マニアならずとも、中国に住んでいる人には非常に有名な話だ。

この線路は、新光天地の裏にある発電所へ石炭を輸送するためにもうけられている専用貨物線のための線路。線路脇には住居がならび、結構フリーダムな様子だが、こういう光景はアジアでは結構よく見られる。私が知っている限り、フェンスやきちんとした区画で線路をあらゆる角度から区切っている国は、日本と韓国と台湾くらいだろうか。中国も当然ながらきちんと整備されている区画もおおくあるが、運行本数が少ない引き込み線などは、こんなかんじのところもけっこうあったりする。

中国では鉄道は軍事とも密接なため、結構いろいろと複雑なのだそうだが(実は北京の地下鉄も、通常の駅ナンバーと軍事駅ナンバーとで分けられている)、写真のような路線は、一日に1回とか2回くらいしか通らないため、割と適当に管理されているのかもしれない。

ただ、この付近にも、わりと高級な住宅があり、別にスキッドローというわけではないのだが、実際、踏切と呼ぶには適当すぎるような箇所に踏切があったりすると、線路の両脇には物を売っていたり普通に暮らす庶民がいたりする。事故が起きないように祈るばかりだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿