2010年6月28日月曜日

基板の美しさ

仕事柄、新しいハードウェアが届くと、色々とあれこれみてみるのだが、中でも一番すきなのは基盤系だ。みていて本当に飽きないし、整然と並んでいるその姿は、都市設計にも通じるほどの一つのアートではないかと感じることがある。無駄がなく、そして整然と設計されているからだろうか、一つの街を空撮してるような、そんな気分にさえなってくるから面白いものだ。

昔の基板は、これほど所狭しと設計されていなかったようにおもうが、最近の基板はテクノロジーの進歩とともに、より精密に、緻密になってきている。加えて、部品点数も増えてきているようにも思う。

過去に仕事でBeBOXというBeIncという会社が設計・製造した独自OSのマシンがあったのだが、このマシンも大変おもしろいものだった。パソコンが一般的に普及してきてはや20年。昔は自分で作る楽しみだったり、解決する楽しみがあったのに、今ではそういうことも少なくなってしまい「できて当然」「効率優先」になってきた。OSもハードもドンドン進化して、ドライバなんて概念がなくなってくるのかもしれない。そのときになったら、ハードもソフトも境界線がなくなってくるんだろうし、いまのような基板の景観もかわってくるのかなぁ、などと思いをめぐらしてしまう。

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