2010年9月29日水曜日

車より乗りたいバイク。。。ただし季節限定

中国の交通事情を見てみると、電動自転車などに乗るのは大変怖いのだが、最近結構バイクがちょこちょこと見られるようになってきた。基本的にバイクのナンバー発行制限をしている北京市なので、数が増えることはないのだろうが、眠っていたナンバーをカネになると売り飛ばして、新しいバイクのナンバーとして登録している人が多いのかもしれない。

日本でもバイクに載っていたことがあるが、こちらに来てから「いつかは北京でもバイクを」という思いを持ってきていた。車があるのになぜバイク?とおもわれるかもしれないが、やっぱりバイクは楽しいものだ。

中国は御存知の通り無数のバイクメーカーがあるのだが、どれをとっても実用バイクばかりで、面白味のあるバイクはほとんど生産されていない。むしろそういうバイクは日本メーカーの独壇場といっても差し支えないくらいだ。

そんな中で強烈な異彩を放っているバイクが「長江750」というバイクだ。ご存じの方も多いと思う。たまに北京でもサイドカーの長江750にまたがってまちを徘徊している白人外国人がいたりするのだが、結構オーナーズクラブなども盛んにひらかれているようだ。ただ、私はサイドカーには全く興味がなく、普通に単車としての長江750に興味がある。

このバイクは探せばかなりの情報が出てくるバイクなので詳細は省くとするが、BMW-R71型をベースとしたコピーで、大戦後ソ連が摂取したBMWーR71型の工場の設備を中国がソ連より買収した設備で生産されているバイクだ。今も基本設計は昔のまま生産されているのだが、スペアパーツを寄せ集めて作っているようなものもあり、結構アバウトに造られているものの、旧軍事工場や民間工場がスピンアウトしていまも生産されている。エンジンはサイドバルブ式空冷4ストローク水平対向2気筒ガソリンエンジンだ。

いまも人民解放軍の現役軍用バイクとして使用されていることもあり、アフターパーツ面でも問題がないばかりか、基本設計が古いバイクなのでメンテナンスなども殆ど自分でできてしまうほど簡単。さらにシャフトドライブなのでチェーンドライブと比較して駆動系は殆どメンテフリーということもあり、かなりスペック的に気に入っているバイクだ。ただ、前輪後輪ともにドラムブレーキであったりと、古さは否めないため、多少のカスタマイズは必要かと思っている。

北京だと、代替2万〜3万元くらいで購入できるので、いずれ一台もちたいとおもっているのだが、問題は北京の気候。冬はマイナス10度〜20度くらいまで冷え込むため、実質稼働できる季節は春〜秋まで、それも黄砂などがあると乗れず、夏は夏でスコールが降ることがあるため、結構微妙といえば微妙。それでもいつかは乗ってみたいと思いつつ、いままで来ている思い入れのあるバイク。来年くらいには手に入れられるかな。。アフターパーツもおおく手に入るたので、購入することがあれば、一生手に塩かけてメンテナンスしていきたいと思う。

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