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John's Phone grass ボタン部分にバックライトを装備している |
"The World's Simplest Cell Phone"と名乗っているだけはある、究極のシンプル携帯「John's Phone」が、先日オランダから届いた。正直本当にシンプルで、スマホやガラケーとは次元が違う、機能を盛り込むことを捨てた、アンチスマホなケータイだ。
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フォントもきれいで見やすい |
電話帳機能やSMS機能まで排除しており、当然ゲームもない。液晶は本体上部に配置されており、非常な情報のみ表示するようになっている(電話番号など)。シンプルを極限にしたもの。中国でもお年寄り向けのケータイで色々とシンプル携帯はでてきているのだが、このJohn's Phoneはシンプルながらもキチンと使いやすいデザインになっている。また紙に書くスタイルの電話帳は背面の扉を開けてアクセスし、スタイラスのようなボールペンが付属している。 なかなかシャレが効いているのに加えて、きちんと実用も考えて作らているケータイだとおもう。なにより、この電話機はSIMロックフリーなので、世界中どこに行っても使えるというのも非常に重宝しそうだ(けど、GSMのみなので日本では使えない)。次回の香港行きのときにも使ってみたいと思う。
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制御系は本体左側に配置 |
通話中の音質も大変よく、音量調整なども可能。また、付属品でイアホンマイクがついており、ひと通り通話に必要なものは全て完結している。 電話を掛けるときは直接番号を押して「hello」ボタンを押す。電話を切るときは「bye」ボタンを押す、といったようなもの。昔の黒電話のような感覚で使うケータイだ。一応10件ほど短縮ダイヤルを設定できるようになっている。正直、よく電話する先などは番号も覚えてしまっているので、いちいち電話帳をさがすより覚えている番号を押したほうが早いので、結構理にかなっているのかもしれない。またプリペイドの番号など最近中国では大変やすく(特に聯通)、通話専用電話として使えばかなり楽。SMS機能がないので、広告やスパムなどのSMSも受信することもないので、快適に使うことができるだろう。
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本体背面の電話帳とペン |
現状、iPhoneとAndroid(Milestone)をつかっているのだが、複数の動作をおこなっているときなど挙動がおかしくなることもあり、今後このJohn's Phoneを通話専用端末として使おうかと思っている。 機能を絞っていることもあり、また重たい構成部品が少ないためか、大変軽くてなおかつ電池が非常に持つ(先週一度充電したっきり、まだ一度も充電していないが、未だに電池が半分以上ある)。
ボタンが大きくて押しやすく、またボタンにはバックライトが装備されているので、暗いところでも間違えて押すことはなさそうだ。加えて、結構まとにつくりこまれているJohn's Phone、これからしばらく使って、使用感や印象なども時折アップしてみたいと思う。